テタンジェ・カーヴ見学
2017年9月に行ったフランス・スペイン家族旅行。レ・クレイエールでチェックイン後、休む間もなくテタンジェのカーズ見学に行きました。
旅行開始前、ホテルにテタンジェのカーヴ見学の予約を依頼しておきました。
1239年に十字軍に参加したティボー四世によって、シャルドネの祖先である新品種のブドウを持ち帰ったことでテタンジェの歴史が始まったようです。
この建物が集合場所でした。
見学とその後の試飲の種類によって値段が異なります。私たちは40ユーロのL’instante Singleを選びました。L’instant(=ランスタン)は「瞬間」や「一瞬」を意味し、瞬間はとても特別で心を湧き立たせ得るものでテタンジェが大切にしている言葉のようです。2017年の値段のため、現在は変更になっている可能性があることはご容赦ください。
様々な種類のテタンジェのシャンパンがディスプレイされています。
キャセイパシフィック航空やシンガポール航空のファーストクラスで提供されるコント・ド・シャンパーニュ。
螺旋階段を降りてカーヴに向かいます。温度がグッと下がります。
地下で眠るシャンパン。職人の手によってボトル一本一本を少しずつ回転するようです。
シャンパーニュによってはボトルの回転を職人ではなく、機械化しているところもあるようです。
シャンパンのボトルの種類。相当大きいサイズもあるようです。
大量に眠るシャンパンが綺麗に並べられていましたが、もはや壁。相当の数のシャンパンがここで何年もまどろみながら熟成するようです。
テタンジェを海外で取り扱う各国・都市の社名が記載されています。日本は当時ピーロート・ジャパンとサッポロビールだったようです。
いよいよ楽しみにしていた試飲です。ノンヴィンテージのレゼルヴとヴィンテージのコント・ド・シャンパーニュの飲み比べ。ノンヴィンテージがガツンと来るパンチ力のある辛口に比べ、コート・デ・ブランのグラン・クリュのみで育ったシャルドネ100%でできたコント・ド・シャンパーニュは非常に繊細な味でした。
ブリュット・ミレジメで出来の良い年はこのようなコレクション・ボトルで発売されるようです。1978年の初ヴィンテージ発売以来、現在まで13しか発売されておらず。最後は2016年に発売されたブリュット・ミレジメ2008年、次期ヴィンテージ発売は未定のようです。
こちらのショップで商品購入が可能です。カーヴ見学の案内をしてくれた方がコスパが良いオススメを教えてくれたのですが、コント・ド・シャンパーニュだけを購入。素直にオススメも購入しておけば良かったと後悔。今となってはそれがブリュット・ミレジメだったのか、プレリュード・グラン・クリュだったのか思い出せず。
また機会があれば、カーブ見学なしの試飲だけで再訪したいです。