「世界のベストレストラン50」トップ10常連のアサドール・エチャバリを訪問
2017年9月に行ったフランス・スペイン家族旅行。いよいよ、この旅行のメインイベントです。
サン・セバスティアンから車で1時間ほど、ビルバオからも車で30分ほど離れたのどかな場所まで来ました。近代的な建物はなく、緑が広がります。そこに現れた、「世界のベストレストラン50」でトップ10以内常連のアサドール・エチャバリ(Asador Etxebarri)。訪れた2017年は前年の10位から6位へと躍進しました。2020年はなんと3位に!8月は丸々1か月間休業です。予約は3か月ほど前にホームページで完了。ウェイトリストに登録して、数日後に席が確保できると連絡がありました。火曜日から日曜日のランチのみですが、土曜日はディナーも提供しています。
農家屋を改装した建物で、照明は少なくほとんど自然光でした。
アートも飾られた凝った空間でした。
本日はテイスティング・メニューで。この時は154ユーロですが、現在ホームページでは平均金額が209ユーロと記載されているので、200ユーロ近くまで値上がりしている可能性があります。
ワイン・ペアリングもありましたが、グラスで頼むことにしました。
まずはCavaで乾杯。辛口で飲みやすいこちらはGramona Imperial Brut。
こちらの台でワインを注いだり準備をしておられました。
さて、食事のスタートです。まずはメニューにないトマトとズッキーニのアミューズから。
続いて、トーストしたパンの上にアンチョビ。炭火で焼いたパリパリの自家製パンがすごく美味しかったです。
バゲットを頂きます。
ヤギのミルクでできたバター。上の黒いのは黒塩。クセのあるバターですが、バゲットとよく合いました。
こちらのモッツァレラチーズは食感がモチモチで、味は薄味でした。
トマトとマグロ。トマトが非常に甘くて、マグロの火入れ具合が絶妙で柔らかくて美味しかったです。
次は、ムール貝。ソースはトマト味でした。
こちらのホタテはレアな焼き具合で、磯の香離」が印象的でした。
パラモス産のエビは、絶妙な火入れ加減でミソが特に美味しい一品でした。
玉ねぎの甘味がアクセントなイカ。
こちらはきのことナス。特に、ナスのスープが優しい味わいでした。
スクランブルエッグですが、卵の味が超濃厚でした。
ココチャは、下の部分のパリパリの食感が良く、上品なタラでした。
ヒメジはあっさりした味付けでした。
豪快な見た目に圧倒される熟成骨付き肉チュレタ。父は通常ウェルダンの焼き加減を好むのですが、母が比較的火の通った部分を切り分けていました。
口直しにミントのアイス。
低脂肪乳のアイスクリームにビーツのソース。ビーツのソース単体だけを食べると、ビーツの味がはっきりわかるデザートでした。
イチジクとアーモンドクリーム。
ミニャルディーズ。
最後に出てきたココアが、すごく渋い味でした。
最後は、友人経由でお願いして日本人スーシェフ前田さんに厨房を案内してもらいました。
こちらにある薪を使って調理をするようです。
高温になった状態の薪。
先ほどの薪をこちらに載せて、食材によって高さを調整して調理をするようです。
4時間ほどこちらで過ごし、ゆっくり味わうことができました。ご馳走様でした。