ヴェンタナ ビッグ サー 滞在記 ザ サー ハウスでのディナー
2020年10月に滞在したヴェンタナでは2泊し、サンセットが見られる時間に夕食の予約を事前にしておきました。メインダイニングとなるザ サー ハウスは朝と夜の営業のみで、夜は午後5時半からの営業。初日はホテルの到着が午後4時半で、ディナーの予約が午後5時半だったため、ここまでかなり駆け足となりましたがなんとか間に合いました。
予約の際、「可能であれば見晴らしの良い席を」とお願いして案内されたのがこちらのテーブル。
サンセットがよく見える素晴らしいポジションです。海に面した側のテーブルが圧倒的に人気でしたが、山側にもテーブルは用意されていました。
刻一刻と太陽が沈んで行きます。
ディナーのメニューから前菜、メイン、デザートそれぞれ一品ずつ選ぶことができます。
前菜はスパニッシュ オクトパスにしました。彩が鮮やか!尻尾は少し焼き過ぎのような感じもありますが、食欲が増す一品でした。
サカナさんはチョリソー。若干食べにくいですが、ハラペーニョの刺激で胃が活発になるのを感じます。
前菜を食べ終わると、太陽はほぼ見えず。
メインはチキンを選択し、それに合う白ワインをお願いしました。パリパリとした皮とジューシーな肉、カブの食感も良く美味しく頂きました。サカナさんはサーモン希望だったようですが、この日は残念ながら品切れ。代わりに、イワナの用意ができるということなのでそちらにしました。見た目はサーモンとほぼ変わらず。少し頂きましたが、こちらも美味しかったです。
メインの提供と共に、ホワッと空が照り返されるようなグラデーション。こんなシチュエーションの中での食事、まさに至福のひと時です。
デザートはガレット、サカナさんはストロベリーショートケーキをチョイス。ガレットってこんなに歯にくっついた?と思いなが頂きました。ストロベリーショートケーキは日本人の想像の上を行くもので、ビックリしました。奇をてらったのか、少し残念。もっとドストライクなデザートの方が良かったかなと思います。
翌日のディナーも午後5時半に予約していましたが、昼食が遅かったため午後8時半にずらしました。前菜のオヒョウのセビーチェの酸味が程よく胃を刺激して食欲が湧きます。サカナさんはベビーキャロット。こちらも盛り付けが美しい一品。
メインはサーロインをミディアムレアで。焼き加減はバッチリ、付け合わせも美味しかったのですが、マッシュポテトの代わりにカリフラワーが使われていました。これはマッシュポテトの方が相性は良かっただろうなと思いました。合わせたカベルネ・ソーヴィニヨンがグラス1杯30ドルだったのには会計時に驚きました。
サカナさんはあまり食欲がなかったようで、パスタを注文。チキンをトッピングしたら、昨日私が食べたチキンが乗っていました。パスタの味はぼやけていて残念。パスタ系でも、もう少し味がはっきりするものがあれば良かったです。
前日の失敗を活かして、デザートはサンデーを選びました。これまた、想像の斜め上を行くものが出てきました。サカナさんはこの日のスペシャルで確かチョコレートタルトだったような。デザートはもう少し万人受けするものになると満足度はグッと上がると思います。前菜、メインのレベルが高いだけに惜しいです。
食事を終えると他のゲストはほぼいませんでした。こんな遅い時間でもそれほど寒さは気にならず、快適な環境でのディナーでした。ご馳走様でした。