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ブンクース・バグース: LAで本格的なバリ料理のポップアップ・ショップ

昨年秋に車を運転中、ラジオからコロナ禍でバリ出身の姉妹がロサンゼルスで始めたポップアップ・ショップが大ヒットしているということを伝えていました。

運転中のためメモができないので、iPhoneで録音。後に、ラジオ局KCRWの「GOOD FOOD」という番組で、セリーヌとタラの姉妹が始めたフード・ビジネス「ブンクース・バグース(Bungkus Bagus)」ということがわかりました。タラは元ニューヨーク在住でメイクアップ・アーティストでしたが、2月にLAで仕事中にパンデミックが起こり失業。LA在住の姉のセリーヌも同じく職を失い、LAで二人で色々なことに挑戦したようですがどれも長続きせず。いつも彼女たちを繋げていた故郷のストリートフードであるブンクース・バグースの販売を始めるのはどうかと考えに至りました。今は常連となった高校の時の友人の父が彼女たちのブンクース・バグースを食べて80年代にバリで過ごした日々を思い出して泣いたという報告を受け、彼女たちはこのビジネスを選んで正解だったと確信したようです。

インドネシア語でブンクースとは包む、そしてバグースは良いという意味で、ブンクース・バグースの名前はバナナの葉に包まれ、さらにワックスペーパーで包まれていることに由来するようです。中身はココナッツミルクで炊いたレモングラスの香りがする白米、6時間ゆっくり煮込まれたココナッツ・チキンカレー、煮卵、生姜の効いたもやしの野菜、揚げた大豆に甘みとスパイスを効かし、バリ風のロースト・ピーナッツ、ドライ・ポーク、さらに赤唐辛子、青唐辛子、ニンニク、エシャロットなどが入ったサンバルゴレンが三角の形をして入っています。サイドメニューとして、ナイトマーケットに欠かせないもち米でできたデザートやメランジョのナッツを揚げたサクサクのチップ、甘しょっぱいココナッツミルクに入ったライス・プディングやソフトドリンクなどもあります。辛いものが好きな方には別売りになったサンバルゴレンの購入も可能です。私はチャーハンのトッピングに少量使ったりしています。

ウェブサイトでは、どこで購入できるか詳細が掲載されておらず、どうすれば購入できるのか戸惑いました。まずは、メールアドレスを登録します。販売日が決めるとメールでお知らせが届きます。最近は週末に次回販売の連絡が届き、月曜日夕方6時に販売を開始し、商品はその週の土曜日夕方4時半からの3時間の時間枠で受け取りが可能です。受け取り場所はグレンデールの住宅街にあり、詳しい住所は購入の確認メールに記載されています。てっきり、フードトラックで受け取りするものだと思っていた私は全然見当たらず最初は戸惑いました。

肝心の味ですが、アジア人なので米文化特有の通ずるものはあるのですが、我々日本料理にはない辛さでした。ライス、煮卵、ドライ・ポーク以外はどの具も辛いです。ただ、病みつきになる辛さで、辛い部分、辛くない部分を交互に食べ進んで行くうちに、気づけば完食。今年から商品のラインナップに加わったもち米でできたデザートは食後の辛さの緩和になります。メランジョのナッツを揚げたチップも美味しいので、オススメです。

米国だけでなく、もちろん日本も、そして世界中のレストラン・ビジネスが苦しい状況ですが、彼女たちは新たなフード・ビジネスを通してカスタマーととても親密な関係を築けたことが良かったと語っていました。パンデミックの中での失業という窮地から新たなビジネス・チャンスを見つけ出し、ヒットにつなげる。応援したくなります。痺れるような辛さを欲する時は、またオーダーしたいと思います。LA近郊の方は是非試してみてください。

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