サン・セバスティアン 日曜ディナーの悲劇
2017年9月に行ったフランス・スペイン家族旅行のバスク最終日。現地在住の日本人の知り合いの方々のおかげで一生忘れることのない料理に出会えましたが、この旅行でやり直しができるのなら日曜に行ったディナーの下調べを入念にしておくことです。
大袈裟に聞こえるかもしれませんが、ディナー難民になりかけました。サスピ・バル(Zaspi Bar)で見たマテ貝を母が食べたいと言うので、何軒か可能性のあるレストランを知り合いに聞いて探し回りました。サスピ・バルは日曜日はお休み。他の営業しているお店もこの時期はマテ貝は入っていないと言う説明でした。
かなり探し回って、水族館に近くまで来てしまいました。マテ貝は諦めて、何か別の夕飯にしようと思いましたが、肝心のガイドブックを宿泊先に置いてきてしまいました。サカナさんが、googleの評価で良さそうなレストランに行ってみようと言うことで4.5ぐらいの高評価のバルに行ってみました。
見た目はそんなに悪くはない。味は?母の言葉を借りるなら、「ふーん、全部のお店が美味しいって言うわけじゃないんだ」。現地の方からベスト・オブ・ベスト、しかも着席が比較的な可能なバルに行っていたので、素直な反応だと思うと同時に、ハズレのバルに来たことでこれまでの厳選されたチョイスにとても感謝されました。
2軒目ではサシピ・バルで全員が美味しいと太鼓判を押したギンディージャを見つけて、オーダー。月とスッポンと言いますか、全然味が違う。そもそも素材の質が違いました。
魚介類はまだマシでしたが、これまでずっと美味しいものばかり食べていたので、全く満足できず。本当にたくさんのバルがありますが、日曜日の夜は営業していないお店が多く、営業しているバルが全て美味しいと言うわけではないので、下調べは万全にしておくことを勧めます。私たちのようにサン・セバスティアン最後の夜が悔やまれることがないように祈ります。
最後に、私たちがサン・セバスティアンで5泊滞在したMiraconcha Terraceアパートからの眺めです。コンチャ湾に面したホテルは高額だったので、コンチャ湾がバルコニーから見られる2ベッド2バスルームのアパートにしました。9月上旬のバルコニーは最高でした。金額は5泊で1,300ユーロぐらいです。ただ、この経験がその後の私がAirbnbを敬遠してしまう原因になったのです。
2日目の朝、起きると首回りの痒みと何かに噛まれた後。サカナさんは大丈夫だったので、ベッドバグではなさそうですが、何らかの虫がいたのかもしれません。また、サカナさんがシャワー中に毛詰まりでバスルームからリビングまで水が漏れるという災難に遭いました。私たちの前に滞在した人たちがチェックアウトした後の掃除、特に水回りの清掃が行き届いていなかった思います。ある程度スタンダードなサービスが期待できるホテルがいいね、ということになりました。
ビルバオに2泊し、サン・セバスティアンでの5泊、バスクで過ごした一週間で両親とサカナさんに私を虜にしたバルやバスクの料理、文化、景色を堪能してもらえたと思います。サスピ・バルで気になった時にマテ貝を食べておけば、ほぼパーフェクトだったでしょうね。それも、旅の醍醐味です。翌日はパリに戻ります。