チャコリ・ワイナリーを見学
2017年9月に行ったフランス・スペイン家族旅行。ガステルガチェの後、ホテルに戻る前にチャコリのワイナリーを訪問しました。
バスク地方での白ワインと言えばチャコリ。非常に高い位置からコップに注ぐある意味パフォーマンスな感覚で提供するバルもありますが、味自体は爽やかな酸味とフルーティーな味わいで飲みやすいです。
現地在住の日本人の知り合いの方にオススメのチャコリのワイナリーをアメリカを出発する直前に聞いてみました。ところが、この年の夏は異常気象で猛暑だったため、収穫が例年の2〜3週間も早まり、どこのワイナリーも見学どころではなく、ワイナリー総出で収穫中のようでした。そんな中、彼女が日本向けのチャコリ販売を手伝っているアラバ県オコンド村にあるアストビサ(Astobiza)が快く見学をさせてくれるとのことで伺いました。こちらがアストビサ社長のジョンさん。
ブドウ畑でのブドウの試食(あま〜い!)、製造過程の説明、最後に試飲までさせてもらいました。こちらは大人数で集まることが可能なスペース。
私たち4人だけの訪問でしたので、こちらのスペースに案内してもらいました。
窓からは立派なブドウ畑が見えます。
アストビサでは日本向けに微発泡のチャコリ・ピル・ピルを製造しており、他にチャコリ・アストビサ、チャコリ・エイジド・ワイン、チャコリ・アストビサ・ロゼ、アストビサ・ベンディミア・タルディア、アストビザ・ドライ・ジンを販売しているようです。この日はチャコリ・アストビサ、ロゼ、遅摘みのブドウを使用した甘口ワインのベンディミア・タルディア3種類を試飲させてもらいました(ラベルが反対向きという大失敗)。
実は日本で紹介された時にこちらのチャコリは飲んだことがあるのですが、ロゼとベンディミア・タルディアは初めて飲ませてもらいました。ロゼは生産本数が少ないのか、ほとんど在庫がないようでした。ベンディミア・タルディアはカナダのアイスワインのような甘さ。ワインが苦手な父も、こちらは美味しく飲んでいました。ワインに合わせて用意して頂いたおつまみ。
そして、立派なホワイト・アスパラガスまで。オリーブオイルと塩のみの味付けだと思いますが、瑞々しくて非常に美味しかったです。
日本とのビジネスの逸話や苦労を話したりしていると1時間以上もお邪魔してしまいました。ジョンさんの人柄も素晴らしく、旅先で地元の方と交流する貴重な機会となりました。本当にありがとうございました。訪問が急遽決まったので日本やアメリカからお土産を持って来なかったことを後悔。両親はベンディミア・タルディアをお土産に2本購入しました。